榊原の入れ歯ブログ
2016年2月16日 火曜日
歯科医療の現場から その2
先回は、過当競争による医療の崩壊についてお話いたしました。
法的には、適正な医療水準を保つために、いろいろな縛りがあり
ます。保険医療はディスカウントやセールは出来ません。
しかし、保険外の治療についてはグレーゾーンも存在しております。
また、利潤追求による無理な自費治療によるトラブルが多々あることも
事実です。とても悲しい現実です。
また、個々の診療所の乱立は、そこでのスタッフの慢性的な不足をも
招いております。歯科の看護師に相当する歯科衛生士は、需要と供給の
バランスが完全にくるっております。
また、無資格でも可能な、診療の補助を行う歯科助手も慢性的に不足
しております。歯科医療現場は完全な肉体労働で、長時間の立ち仕事
ですし、器具の洗浄など水仕事も多いです。助手とはいえ、治療の
流れを把握し、特殊な、医療器具や薬品を覚えてもらう必要があります。
さらに、患者さんのサポートもしなければなりません。
覚えることが結構多いことや、想像以上の体力仕事であるが故、
最近は、敬遠されがちな職種なのかもしれません。
たとえ、志を持って、この仕事をはじめていただいても、
仕事の醍醐味を味わう前にリタイアされてしまうことがのほうが
圧倒的に多いのです。
これもまた、悲しい現実の一つです。
法的には、適正な医療水準を保つために、いろいろな縛りがあり
ます。保険医療はディスカウントやセールは出来ません。
しかし、保険外の治療についてはグレーゾーンも存在しております。
また、利潤追求による無理な自費治療によるトラブルが多々あることも
事実です。とても悲しい現実です。
また、個々の診療所の乱立は、そこでのスタッフの慢性的な不足をも
招いております。歯科の看護師に相当する歯科衛生士は、需要と供給の
バランスが完全にくるっております。
また、無資格でも可能な、診療の補助を行う歯科助手も慢性的に不足
しております。歯科医療現場は完全な肉体労働で、長時間の立ち仕事
ですし、器具の洗浄など水仕事も多いです。助手とはいえ、治療の
流れを把握し、特殊な、医療器具や薬品を覚えてもらう必要があります。
さらに、患者さんのサポートもしなければなりません。
覚えることが結構多いことや、想像以上の体力仕事であるが故、
最近は、敬遠されがちな職種なのかもしれません。
たとえ、志を持って、この仕事をはじめていただいても、
仕事の醍醐味を味わう前にリタイアされてしまうことがのほうが
圧倒的に多いのです。
これもまた、悲しい現実の一つです。
投稿者 榊原デンタルクリニック | 記事URL
2016年2月 1日 月曜日
歯科医療の現場から その1
相変わらず寒い毎日ですが、もう明後日は節分ですから、春は近い
のではないでしょうか?
歯科医療の現場からなんて言うと、重苦しいタイトルですね。
安心してください。そんなにヘビーではありませんよ。
今日は歯科医院の数について少しお話を。
皆さんは歯科医院の件数はコンビニの数より多いということを耳に
したことが、あると思いますが、実際そのとおりで、都市部に集中して
乱立しております。すでに需要と供給のバランスは崩れております。
さらに、歯科医院の件数は2020年くらいまでは、増え続けるという
データもあります。その後は団塊の世代の引退や閉院、歯学部の定員
削減による効果などで、減少するといわれております。
患者さんの側から見れば、件数が多いことで、選択肢の増加という
状態であり、悪いことではないのかもしれません。
しかし、過当競争は医療水準の低下をまねく危険なことでもあります。
個人の歯科医院は、医療行為を提供することにより、利益をあげるわけ
ですから、損益分岐を割り込めば倒産します。実際に歯科医院の倒産や
撤退は珍しくありません。医療の現場では、いたずらに利潤を追求すれば
質の良い医療を提供することは、決して出来ません。
高齢者がどんどん増え、医療費がパンクしかけている現在、患者さんの
納得いく治療を行いつつ、利重を追求することにも迫られる。
日々、この矛盾と闘うジレンマがあることは事実です。
あれ、やっぱり、結構ヘビーになっちゃいましたね。
今日はここまでにしましょうか。
のではないでしょうか?
歯科医療の現場からなんて言うと、重苦しいタイトルですね。
安心してください。そんなにヘビーではありませんよ。
今日は歯科医院の数について少しお話を。
皆さんは歯科医院の件数はコンビニの数より多いということを耳に
したことが、あると思いますが、実際そのとおりで、都市部に集中して
乱立しております。すでに需要と供給のバランスは崩れております。
さらに、歯科医院の件数は2020年くらいまでは、増え続けるという
データもあります。その後は団塊の世代の引退や閉院、歯学部の定員
削減による効果などで、減少するといわれております。
患者さんの側から見れば、件数が多いことで、選択肢の増加という
状態であり、悪いことではないのかもしれません。
しかし、過当競争は医療水準の低下をまねく危険なことでもあります。
個人の歯科医院は、医療行為を提供することにより、利益をあげるわけ
ですから、損益分岐を割り込めば倒産します。実際に歯科医院の倒産や
撤退は珍しくありません。医療の現場では、いたずらに利潤を追求すれば
質の良い医療を提供することは、決して出来ません。
高齢者がどんどん増え、医療費がパンクしかけている現在、患者さんの
納得いく治療を行いつつ、利重を追求することにも迫られる。
日々、この矛盾と闘うジレンマがあることは事実です。
あれ、やっぱり、結構ヘビーになっちゃいましたね。
今日はここまでにしましょうか。
投稿者 榊原デンタルクリニック | 記事URL